AI同士が議論したら、どんな結論にたどり着くのか?
異なる立場を持つAIを設定し、ディスカッションさせることで、新しい発見や深い考察が得られます。
今回ご紹介するプロンプトを活用して、多角的な視点を手に入れましょう!
プロンプトを使うメリット
このプロンプトを使うことで下記のようなメリットがあります。
- 一人で考えるより、視点が広がる
- 盲点に気づける
- 客観的にアイデアを評価できる
- チーム内のディスカッション準備にも使える
こんな人におすすめ
- アイデア出しが行き詰まっている企画職の方
- 意思決定の材料を多角的に考えたいマネージャー
- プレゼン資料や企画書に説得力を持たせたい人
- 「反対意見」や「別視点」が欲しいすべての人
利用シーン
- 新規事業のアイデアを検討するとき
- サービス改善案を多角的に評価したいとき
- 社内で意見が分かれているときのシミュレーション
- あえて反論を探してリスクを洗い出すときたいとき
プロンプト内容
下記の手順通りに生成AIツールに入力してください。
プロンプト(指示文)の使い方
- 生成AIツールを開き、以下のプロンプトをコピー&ペーストする
- ______欄を入力する
- 生成AIツールにプロンプトを送信する
実際のプロンプト
内容に合わせて自由に変更・削除してお使いください。
今回は、Chat GPTに送信したプロンプトとその回答例を紹介します。
プロンプト内容例①
あなたは2人のAIアシスタントです。
以下のテーマについて、賛成・反対の立場でディスカッションをしてください。
【議題】週休3日制を導入すべきか
【AIの設定】
・AI_A:賛成の立場。社員の満足度向上、生産性の維持などを主張
・AI_B:反対の立場。コスト増加、納期遅延のリスクなどを主張
【ルール】
・交互に3ターンずつ発言
・一つ一つの主張を簡潔に
・最後に中立的なまとめを提示
この形式で、バランスの取れた議論を展開してください。
Chat GPTの回答
【議題】週休3日制を導入すべきか
AI_A(賛成):
週休3日制を導入することで、従業員のワークライフバランスが改善され、モチベーションの向上やメンタルヘルスの維持が期待できます。結果的に、生産性の向上につながります。
AI_B(反対):
一方で、勤務日数が減ることで、顧客対応やプロジェクトの進行に遅れが生じる可能性があります。特に中小企業では、人手不足が深刻化する恐れもあります。
AI_A(賛成):
しかし、海外の事例では週休3日制を導入しても業績が落ちていない企業も多く存在します。むしろ、限られた時間内で集中して仕事を行う「密度の高い働き方」が実現されています。
AI_B(反対):
業種によってはそういった働き方が難しいケースもあります。接客業や製造業など、シフト制を前提とする職種では対応が難しく、制度の不公平感が生まれるリスクがあります。
AI_A(賛成):
その場合は、段階的な導入や部門ごとの柔軟な対応を検討することで、不公平感を和らげつつ制度改革を進めることができます。柔軟性のある制度設計が重要です。
AI_B(反対):
それでも現場のオペレーションやスケジュール調整の負担が増えるのは事実です。制度を形だけ導入しても、現場の混乱を招けば逆効果になる可能性もあります。
【まとめ(中立的視点)】
週休3日制は、従業員の満足度や生産性向上が期待できる一方で、業務や組織によっては運用上の課題も多くあります。全社一律での導入ではなく、試験的導入や職種別適用など、段階的で柔軟なアプローチが鍵となりそうです。
まとめ
AI同士の議論って、意外と使えるしおもしろいですよ!
複数視点を一人でチェックできるので、意思決定のヒントにもなります💡
考えを深めたいときに、ぜひ試してみてください!