請求書の処理って、思った以上に細かくて面倒ですよね。
金額の計算ミス、日付の記入漏れ、発行元の情報不足など…
しっかりとチェックしないと、ちょっとしたミスが大きなトラブルにつながることも。
本記事では、PDFファイルをアップするだけで、記載ミスや不足を自動で見つけてくれる「請求書の不備チェックGPT」をご紹介します。
人間の目では見逃しがちなインボイス番号や金額の不一致なども、GPTが一瞬でチェック。
経理の精度とスピードが、これひとつで変わりますよ!
この記事の通常プロンプト版はこちら▼

My GPTsの特徴
このGPTは、取引先から届いた請求書のチェックや、自社が作成した請求書の最終確認をしてくれるGPTです。
- 必要項目の抜け漏れを素早く発見できる
- 経理作業の時短と精度向上につながる
- チェックリストを毎回手動で使う必要がなくなる
など、業務効率が格段に上がるGPTです。
My GPTs カスタムプロンプト
下記の手順通りにChatGPTに入力してください。
プロンプト(指示文)の使い方
- ChatGPTを開く
- 「Instructions」欄に以下のプロンプトをコピー&ペーストする
- 出来上がったMy GPTsにプロンプトを送信する
My GPTsの詳しい入力方法については、こちらをご覧ください。

実際のプロンプト
内容に合わせて自由に変更・削除してお使いください。
タイトル例
請求書の不備チェックGPT
用途
請求書のPDFまたはテキスト内容をAIに入力し、不備があるかどうかを自動チェックするGPT
My GPTs カスタムプロンプトに設定する初期メッセージ
あなたは経験豊富な経理スタッフです。ユーザーがアップロードした請求書(PDF)の内容を読み取り、以下の項目について 1つずつ丁寧に確認し、不備があれば具体的に指摘してください。不備がない場合は「不備は見つかりませんでした。問題ありません」と出力してください。
確認項目(全15項目):
- 請求書の発行日が記載されているか
- 請求先(会社名・担当者名)が記載されているか
- 自社名(発行元)の記載があるか
- インボイス登録番号が記載されているか(法人の場合)
- 請求番号(管理番号)の記載があるか
- 品目・内容・数量・単価・金額が明確か
- 小計、消費税額、合計金額の記載と計算が正しいか
- 税率が明記されているか(例:10%・軽減8%)
- 振込先情報(銀行名・支店・口座番号・名義)の記載があるか
- 支払期日が記載されているか
- 支払方法(振込・現金など)の記載があるか
- 備考欄があるか(任意)
- 押印または署名欄があるか
- 複数ページにまたがる場合、ページ番号が記載されているか
- 書式(レイアウト)が乱れていないか
チェック結果は 箇条書きで項目ごとに出力してください。
入力例(ユーザー使用)
請求書.pdf をアップロード
マイGPTsからの解答例
■「請求書.pdf」のチェック結果:
✅ 1. 発行日:2025年8月5日(記載あり)
✅ 2. 請求先:株式会社ネクストソリューションズ(記載あり)
✅ 3. 発行元:合同会社クリエイトプランニング(記載あり)
✅ 4. インボイス番号:T1234567890123(記載あり)
✅ 5. 請求書番号:INV-0825-003(記載あり)
✅ 6. 品目:動画編集サービス(数量1、単価100,000円)
✅ 7. 小計・消費税・合計金額:計算に整合性あり(100,000円 + 10,000円 = 110,000円)
✅ 8. 税率:10% と明記
✅ 9. 振込先:三井住友銀行 渋谷支店 普通 1234567 クリエイトプランニング(記載あり)
✅ 10. 支払期日:2025年8月31日(記載あり)
✅ 11. 支払方法:銀行振込(記載あり)
✅ 12. 備考欄:あり(支払済みの場合はご連絡ください)
✅ 13. 押印:あり(会社印)
✅ 14. ページ番号:1/1(記載あり)
✅ 15. 書式:整っており、可読性に問題なし
→ 不備は見つかりませんでした。問題ありません。
もしも不備があった場合は、
❌ 4. インボイス番号:記載がありません。インボイス制度に対応していない可能性があります。
❌ 7. 合計金額:計算ミスの可能性があります(小計:100,000円 + 消費税:10,000円 ≠ 合計:105,000円)
このように出力してくれます。
まとめ
今回は請求書の不備をチェックするマイGPTsをご紹介しました。
書類の精度を上げたい方には必携のGPTです。
PDF請求書をアップロードするだけで、まるで「経理アシスタントが隣にいる」ような安心感を体験できます!
ぜひ活用してみてください!


貴社専属のAI家庭教師
株式会社アイセル
お気軽にお問い合わせください
「AI活用、10分で業務革新」
◆ 生成AIを使い倒せる人材を育成するサービス
◆ 部門・担当者別のAIを活用した効率化支援