社内からの「これって法的に大丈夫ですか?」という質問、回答までに実は時間がかかったりしませんか?
そこで活用したいのが、AIによる一次回答支援プロンプトです。
リスク観点の整理や関連条文の提示など、初動をAIに任せることで、法務担当者はより判断が必要な業務に集中できます。

毎回ゼロから調べるより、効率と網羅性がグッと上がります!
プロンプトを使うメリット
このプロンプトを使うと、下記のメリットがあります。
- 回答スピードが格段に上がる
- 抜け漏れなく観点整理ができる
- 条文や対応例も一緒に確認できる
- 法務リソースが足りない組織でも使いやすい
こんな人におすすめ
- 法務担当者
- 総務部で法務を兼務している方
- パラリーガル・士業アシスタント
- 法務業務を1人で担っているスタートアップ従業員
利用シーン
- 社内メンバーからの契約・規約に関する相談
- 軽微なリーガルチェックの前段対応
- 回答内容の検討材料のたたき台
- 一次回答テンプレの生成
プロンプト内容
下記の手順通りに画像生成AIツールに入力をしてください。
プロンプト(指示文)の使い方
- 生成AIツールにを開き、以下のプロンプトをコピー&ペーストする
- __欄を入力する
- 生成AIツールにメッセージ
実際のプロンプト
送信例を、内容に合わせて自由に変更・削除してお使いください。
今回はChatGPTへ送信した回答例を紹介します。
プロンプト内容例
#役割
あなたは企業法務に精通したプロフェッショナルです。
#依頼
以下のような社内からの質問に対し、まず一次回答として想定されるリスクや観点、考慮点を簡潔に3点以内で回答してください。
その後、参考になる法律名・条文や実務上の対応例があれば併記してください。専門用語は必要に応じて解説を添え、口調は丁寧かつ社内説明用に簡潔に。
【質問】
自社のサービスサイトに「当社はサービス内容を予告なく変更・中止する場合があります」と記載する予定ですが、法的なリスクはありますか?
Chat GPTの回答
【一次回答】
- 表現が過度に一方的と見なされると、消費者契約法第10条により無効と判断される可能性があります。
- 実質的なサービス内容の変更や停止には、一定の周知期間や説明責任が求められるケースがあります。
- クレームリスクを下げるためにも、事前通知や合理的な理由を明記することが推奨されます。
【関連条文】
- 消費者契約法 第10条(消費者の利益を一方的に害する条項の無効)
【補足】
実務上は「やむを得ない場合には変更・中止する可能性がある旨」を明記し、通知方法も示す文言に調整するのが一般的です。
まとめ
「まずAIに聞いてみる」環境があるだけで、相談対応のスピードと質が大きく変わります。
このプロンプトは、社内メンバーとの橋渡し役として、法務担当者の負担を大きく減らしてくれるはずです。
プロンプトをうまく活用して、戦略的に本業に集中できる体制をつくりましょう。

